- 2025年8月2日
- 2025年9月16日
ハイドロリリース(注射による治療)が苦手な方必見!痛みゼロの貼る針治療ソマセプトで肩こり改善

近年、肩こりに対する治療法として ハイドロリリース(筋膜リリース)という注射治療が注目されています。 この治療法は高い効果が期待できるのですが、 注射が苦手な方にとってはハードルが高いのも事実です。
そこで今回は、注射を使わない革新的な治療法として 「ソマセプト」という貼る針治療をご紹介します。 この治療法なら、注射が苦手な方でも安心して 肩こりの改善を目指すことができます。

この記事を書いた、院長の高見 友也です。
『不安を安心に』変えることのできるクリニックを目指して、幅広い診療を行っています。ここでは、いくつかの専門医をもつ立場から、病気のことや治療のことをわかりやすく説明しています。
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目次
【ハイドロリリースとは?なぜ注射が必要なのか】

まず、従来の注射治療について簡単にご説明します。
ハイドロリリースとは、水(ハイドロ)で癒着した筋膜という膜を剥離(リリース)することを言います。 筋膜とは、筋肉を包んでいる薄い膜のことで、 この膜が硬くなったり、隣の組織とくっついてしまうことで 肩こりや痛みが生じると考えられています。
超音波(エコー)画面で異常な筋膜を確認しながら、生理食塩水と少量の麻酔薬・鎮痛薬を用いてリリースし、鎮痛効果に加えて筋膜の柔軟性の改善を期待する治療手技です。
詳しくはこちら、「ハイドロリリースに関するブログ記事」もご参照ください。
この治療法は確かに効果的なのですが、 注射に対する恐怖心や痛みへの不安から 治療を躊躇してしまう方も少なくありません。
そんな方々に朗報なのが、 次にご紹介する「ソマセプト」という貼る針治療です。
【ソマセプトとは?痛みゼロの貼る針治療の仕組み】

ソマセプトは、従来の鍼治療の概念を覆す 革新的な「貼る針治療」です。
ソマセプトのマイクロコーンの高さは、わずか150μm(= 0.15mm)という極めて微細な突起で、 髪の毛の太さよりもはるかに小さいサイズです。
この微細な突起は皮膚を傷つけないため利用しやすく、貼付することによる痛みはほとんど感じられません。 まさに「刺さない鍼」として設計されているのです。
詳しくはこちら『ソマセプト公式HP』もご参照ください。
【作用メカニズム】
プラスチック樹脂製のマイクロコーンに、皮膚へ固定するための絆創膏が付いており、この密着によってわずかな振動や圧迫がマイクロコーンを振動させ、皮膚へ刺激を送り続けます。
つまり、皮膚に貼るだけで継続的に 適度な刺激が与えられ、 血流改善や筋肉の緊張緩和が期待できるのです。
【安全性について】
安全で取り扱いやすい医療機器として設計されていますし、 プラスチック製のため金属アレルギーの心配もありません。
一般的な絆創膏と同じように貼るだけなので、 お子様からご高齢の方まで幅広く使用していただけます。
【ソマセプトの適応と使用方法について】

【適応症状】
肩こり・腰痛・ひざ痛・頭痛など、 幅広い症状に対応できるのも ソマセプトの大きな魅力です。
特に慢性的な肩こりに悩む方にとって、 日常生活の中で継続的にケアできる点は 大きなメリットといえるでしょう。
【使用方法】
使用方法は非常に簡単です。 痛みのある部位周辺を指で押して、最も痛みが強い場所(圧痛点)を見つけ、 そこにソマセプトを貼るだけです。
貼り続けることができるので、 睡眠中も治療効果を得ることができます。しかし、長時間貼り続けると痒くなることがありますので、最長12時間の使用が推奨されています。
【院内販売価格】
ソマセプト(5個) 600円(税込)
ソマセプト(10個) 1,200円(税込)
まとめ
肩こり治療において、ハイドロリリースは確かに 高い効果が期待できる優れた治療法です。 しかし、注射に対する恐怖心から 治療を諦めてしまう方も少なくありません。
そのような方々にとって、ソマセプトは 理想的な選択肢となるでしょう。 痛みがなく、安全で、継続的に使用できる この貼る針治療は、 肩こりに新しいアプローチを提供します。
ただし、重度の肩こりや他の疾患が疑われる場合は、 まず整形外科での診察を受けることをお勧めします。 適切な診断のもと、ソマセプトのような 補完的な治療法を組み合わせることで、 より効果的な改善が期待できるでしょう。
注射が苦手な方も、もう肩こりを諦める必要はありません。 ソマセプトという新しい選択肢で、 快適な日常生活を取り戻しましょう。