- 2024年11月12日
- 2025年1月8日
皮膚のトラブル、感染性粉瘤の可能性も?原因と正しい治し方

「何かできものができて、痒かったけど、腫れてきた」「以前にも同じようなものができたことがある」「痛みが強い」「腫れていて痛い」「腫れているところから、膿がでてきた」
このような経験はありませんか?実は、これらは感染性粉瘤かもしれません。
✓痛みを伴う皮膚のできものができたけど、どうすればいいの?
✓感染性粉瘤って何?
✓何回も同じようなものができているけど、大丈夫?どうすればいいの?
このような疑問や不安を解決できます。

この記事を書いた、院長の高見 友也です。
『不安を安心に』変えることのできるクリニックを目指して、幅広い診療を行っています。ここでは、いくつかの専門医をもつ立場から、病気のことや治療のことをわかりやすく説明しています。
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【感染性粉瘤とは?原因と発生メカニズム】

感染性粉瘤とは、皮膚にできる「粉瘤(ふんりゅう)」が細菌などの感染を受けて炎症を起こした状態のことです。通常、粉瘤は毛穴が詰まって皮膚の内側で袋状に広がり、皮脂や老廃物が溜まることで発生しますが、感染性粉瘤は、この粉瘤に細菌が入り込んで膿(うみ)を含んだ状態に進行します。
一般的に、顔や背中、首など、皮脂腺が多い部位に粉瘤ができやすいですが、身体のどこにでも発生する可能性があります。粉瘤が感染すると、強い痛みや腫れ、赤みを伴うことが多く、悪化すると熱を持つこともあるため、早期発見・早期治療が大切です。
【感染性粉瘤の症状:こんなときは注意!】

感染性粉瘤が起こると、症状が急速に悪化することがあります。
主な症状には以下のものが見られます。
- 赤みと腫れ
感染性粉瘤では患部が赤く腫れ上がり、触ると痛みを伴います。この赤みや腫れは、感染によって炎症が進行している証拠です。 - 膿(うみ)や悪臭のある分泌物
感染が進むと、粉瘤から膿や悪臭のある分泌物が出てくることがあります。膿は体が細菌と戦っている証拠ですが、放置すると症状がさらに悪化するため注意が必要です。 - 熱感と痛みの増加
感染性粉瘤では、患部が熱を持ち、触れるだけで痛みが増すことが多いです。痛みが強くなるほど感染の広がりが進んでいる可能性があるため、早めに受診することをおすすめします。
【感染性粉瘤の治療と予防方法】

感染性粉瘤の治療方法は、主に外科的な処置と抗生物質の使用が一般的です。自己判断で膿を出そうとすると感染が広がり、症状が悪化する危険があるため、必ず専門医による治療を受けるようにしましょう。
予防方法
感染性粉瘤の予防には、皮膚を清潔に保つことが大切です。また、粉瘤の初期段階で異変を感じた場合は、早めに相談いただくことで、症状悪化の防止につながります。
切開・排膿(はいのう)
感染性粉瘤が悪化した場合、患部を切開し、中に溜まった膿を排出する治療を行います。これにより、炎症が落ち着き、回復が促されます。
ただし、膿の入った袋がある限り、感染を繰り返す可能性がありますので、感染を繰り返す場合は、根治手術が後日必要となる場合があります。
抗生物質の処方
感染が広がっている場合は、抗生物質を用いて体内の細菌を抑える治療が行われます。抗生物質は飲み薬や塗り薬があり、状況に応じて適切な薬を処方します。
結論
感染性粉瘤は放置せず、早期に専門医の治療を受けることが重要です。
粉瘤が感染すると、痛みや腫れ、膿が出るなどの症状が現れ、適切に対処しないと症状が悪化する可能性があります。感染性粉瘤の治療には、膿を排出する切開や抗生物質の処方が効果的です。予防には日頃から皮膚を清潔に保つことが大切で、粉瘤の異変に気づいたら、すぐにご相談ください。