- 2025年3月20日
高血圧・脂質異常症の薬、一生飲み続ける必要はない?生活改善で卒業できる可能性

多くの方が「高血圧や脂質異常症の薬を飲み始めたら、一生飲み続けなければならない」と考えていませんか?実は、適切な生活習慣の改善により、医師の指導のもと、お薬を減らしたり、場合によっては中止できる可能性があるのです。
今回は、薬との付き合い方についてわかりやすく解説していきます。
✓そもそも薬って、なんで飲まないといけないの??
✓薬を止めるために、必要なことは?
✓具体的に、どうやってやめていくの?
このような疑問や不安を解決できます。

この記事を書いた、院長の高見 友也です。
『不安を安心に』変えることのできるクリニックを目指して、幅広い診療を行っています。ここでは、いくつかの専門医をもつ立場から、病気のことや治療のことをわかりやすく説明しています。
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目次
【なぜ高血圧・脂質異常症の薬を飲む必要があるの?】

高血圧は血管の圧力が高い状態が続く病気です。放置すると、心臓病や脳卒中などの重大な病気を引き起こす可能性があります。
脂質異常症は、血液中の悪玉コレステロールが多すぎたり、善玉コレステロールが少なすぎたりする状態です。これも放置すると、動脈硬化を進行させ、心臓病などのリスクを高めます。
これらの病気の薬は、重大な病気を予防するための「保険」のような役割を果たしています。
【生活習慣の改善で薬をやめられる可能性】

薬による治療と並行して、以下のような生活習慣の改善を続けることで、薬の量を減らす・または中止できる可能性があります。
- 食事の見直し
- 塩分を控えめにする(1日6g未満が目標)
- 野菜を十分に摂取(1日350g以上)
- 脂質の取りすぎに注意
- アルコールは適度に(日本酒なら1日1合程度まで)
- 運動習慣
- ウォーキングなど有酸素運動を1日30分以上
- 週に3回以上の運動を習慣化
- 自分のペースで無理なく継続
- 生活リズムの改善
- 十分な睡眠時間の確保
- ストレス管理
- 禁煙
【薬を減らせる可能性があるのはどんな人?】

内服を開始して、まずは採血で数値が安定してることが必要です。
また併せて、食生活の改善や運動する習慣ができているかも重要です。
例えば当院では、一定期間内服を行い、数値が安定していれば、相談しながら
薬の減量や中止を行っています。
ただし、これはあくまでも一般的な目安です。
薬を減らすかどうかは、必ず主治医と相談して決める必要があります。
また一定程度、体質による影響もあります。我々から見ても、既に食生活や運動などしっかりと管理をされている方でも、血圧や脂質が異常をきたす場合があります。
その場合には、きちんとして内服による治療を継続することが大切です。
【注意点!】

重要な注意点として、自己判断で薬を中止するのは大変危険です。
必ず医師の指導のもとで、慎重に進めていく必要があります。
例えば心臓や脳の病気をしたことがある方などは、厳重な治療管理が必須となります。
結論
生活習慣の改善は、すぐに効果が表れるものではありません。
しかし、薬に頼らない健康的な生活を目指す価値は十分にあります。
まずは、できることから少しずつ始めてみましょう。
小さな改善の積み重ねが、大きな変化につながっていきます。
薬との付き合い方に悩んでいる方は、ぜひ主治医に相談してみてください。
あなたに合った治療方針を一緒に考えていけるはずです。
医師からの最後のアドバイスとして、たとえ薬を減らせない場合でも、健康的な生活習慣を続けることは、様々な病気の予防につながります。焦らず、長い目で健康管理に取り組んでいきましょう。